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格安だけど、注意すべき【フィリピン留学】の本当のデメリット

「フィリピン留学」という言葉をネットでもよく見かけるようになりました。最近はフィリピンを語学留学先として選ぶ方が増えています。


・留学費用が安い

・日本から近い


セブ島に滞在していた20年前に語学学校に通ったことがあります。当時は「外国人を対象とした英語学校」というより、「フィリピン人が英語を学ぶための学校」でした。


優秀な学生が論文を書くために集まっているといった印象です。


それがここ10年で一気にたくさんの語学学校ができました。ほとんどが韓国人経営の語学学校です。


フィリピンに留学する学生は日本人よりも韓国人の方が圧倒的に数は多いです。モールや街中のお洒落なカフェには留学生があふれ、必ず韓国語が聞こえてくるほどになっています。


日本人だけでなく韓国人にも大人気の【フィリピン留学】ですが、やはり知っておいていただきたいことがあります。


30回以上フィリピンを訪れ、実際に語学留学も経験した私から、フィリピン留学の5つのデメリットをお伝えしたいと思います。【フィリピン留学を検討されている方】のお役に少しでも立てれば幸いです。


○フィリピン留学のデメリット

1. 治安

フィリピン留学のデメリットはこの一つだけだと言っても言い過ぎではありません。外国人は良くも悪くも目立ちます。もちろん普通のフィリピン人は外国人である私たちに親切に接してくれますが、中には「外国人=お金」と考える人たちがいることも事実です。


語学学校から一歩外に出ると、その瞬間から身の回り品には常に注意を払ってください。


お財布の中には、

・クレジットカードと現金のみ(約5000円~10,000円)


そして、

・バッグは持たない


また、フィリピンは大きなショッピングモールや比較的規模の小さいスーパーなど、どこでも両替が出来ます。便利な反面、周りの人にお金を持っていることがすぐに知られてしまいます。


数万円を換金し、その後ジプニーと呼ばれる公共の乗り物に乗っている間に、現金と携帯をいつの間にか盗まれていたという方もいます。


特に換金時は「誰かにつけられているかもしれない」という意識を持って行動すると、トラブルに巻き込まれる可能性もずっと低くなります。


・まずは現地の方の言われることに耳を傾けることが一番! ・彼らが「危ないからやめた方がよい。」と言うことを守る!



2.先生がネイティブではない

何を基準に「ネイティブ」と呼ぶかの線引きは難しいですが、語学学校で働くフィリピン人講師は英語のネイティブスピーカーではありません。日常会話では彼らは現地の言葉を話します。


フィリピン人は映画もニュースも全て英語で理解します。 でも、彼らの日常会話は現地語です。 ・発音に関しては、きれいなアメリカ英語を話す先生もたくさんいます。 ・フィリピン訛りの英語を話す先生も多くいます。


とはいえ、非英語圏の人が英語を話す場合、必ずその国特有のアクセントがあることは仕方のないことかなとも思います。


3. 語学学校は韓国資本

フィリピンにある語学学校のほとんどは韓国人経営です。その理由は日本以上に英語教育が盛んで韓国人の需要があるからです。そのため、語学学校の食事も韓国人向きです。


美味しいとまではいかなくても、数種類のおかずの中から自分の口に合うものが一つはあります。


また、フィリピンに留学する外国人は韓国人、日本人がほとんどです

台湾、中国、ベトナムからも来ていますが、人数は少ないです。


欧米諸国での留学と比べると出会える学生の国籍はどうしても限られてしまいます。


しかし、カナダやニュージーランドに語学留学したとしても、レベル分けテストにより大体同じクラスに日本人が固まってしまい、ヨーロッパや南米からの学生は上級クラスに分けられることが多く、クラスが多国籍になることは少ないように思います。


考え方によっては、英語を話すしかなくなるのでクラスのほとんどが韓国人であることの方が良いとも言えますね。




4. 衛生環境

○トイレ


フィリピンのトイレは水圧が弱いため、そのまま流さず、便器の側に置かれたゴミ箱にトイレットペーパーを捨てる習慣があります。


ホテルやきちんとしたレストランなどでは問題なく流せますが、トイレットペーパーを流すと流れずにそのままになることが良くあります。


また、トイレに便座がなく、腰を浮かせて用を足さなければならないのも【フィリピンあるある】です。


小さなお子様を持つ親御さんにとってはかなり大変です。信じられないような体勢で用を足すこととなります。


ちなみに、ショッピングモールのトイレは常に掃除をする係の人がいて、人が個室から出るたびにモップで床を拭いてくれます。


ただ、濡れた上をすぐに歩くので靴の足跡が黒く残り、トイレの床は何とも言えない状況になっています。


・トイレを利用したい場合は、きれいなカフェやホテルを探す。 ・清潔なトイレがあった場合は「取りあえず行っておく」


○虫


フィリピンではついうっかりお菓子などを食べた残りを机の上に置いたままにしていると、アリの行列ができていることがよくあります。どこからともなくアリが集まります。


フィリピン人は甘いものは基本的に冷蔵庫に入れています。冷蔵庫がない場合は、窓の近くになるべく置かないようにした方が良いでしょう。


また、水を張った大きなお皿の中に小皿を置き、そこに甘いものを置いている光景をよく目にします。フィリピンならではの生活の知恵です。


同じく、ヤモリも家の中で良く見かけます。悪さをしないので、気にしないのが一番です。


一方で、私自身は蚊に悩まされたことはほとんどありません。フィリピンツアーでも虫除けスプレーを持って行かれる方は多いですが、ほとんど使用することはないです。


5. 雨が多く、Wi-Fi環境が不安定

フィリピンは年間を通して高温多湿で、平均気温は26~27℃です。季節は6月から11月の雨季、12月から5月の乾季に分けられています。雨季は毎日のように土砂降りの雨が降ることもあり、道路は冠水します。


タイミングが悪いと、夏は毎日雨が降ります。


Wi-fiについては、「イモトのWi-fi」など、日本からルーターをレンタルして行かれることで解消できます。全ての語学学校はFree Wi-Fiの環境を整備していますが、時間帯によっては利用者が多くなり、全くつながらない状況になります。


激しい雨が続くとインターネット回線の接続が悪くなり、ネットが繋がりません。また、停電が起こることもよくあるので、小型の懐中電灯を持って行かれると便利ですよ。


○まとめ


「郷に入れば郷に従う」


今回、5つのデメリットをお伝えしましたが、実際、「住めば都」です。

また、「日本がいかに安全で清潔で住みやすい国であるか」を気付かされる良い経験になるとも言えます。


治安については、「ドゥテルテ大統領が『麻薬撲滅戦争』を掲げて就任して以来、治安が良くなった。」と多くのフィリピン人が大統領の政策に賛同しています。


「麻薬捜査であれば殺人に問わない」と公言し、実際多くの麻薬密売人が殺害されるなど怖いと感じるかもしれません。でも、この政策は現在も高い支持率を獲得しており、今後さらに治安が良くなることを期待されています。


治安問題はフィリピンに限らず、外国であればどの国にも共通して言えます。外国に行くならば、そこの点は覚悟しておくと良さそうですね。


衛生面やインフラ問題など、先進国と比べると劣る部分は多々あります。


「都会には都会の良さ」、「田舎には田舎の良さ」があることと同様、


フィリピンにしかない良さをたくさん発見して欲しいと願っています。

私の思う「フィリピンの良さ」は、「人の温かさ」です。 きっと、何度も訪れてしまいたくなるような、素敵な出会いがあるはずです。

 

詳しくお知りになりたい方は直接こちらにご連絡ください。






○フィリピン語学留学/ホームステイのブログはこちらになります。


これまでフィリピン留学に参加された方々をご紹介しています。


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